性器コンジローマの原因

2019年09月04日

性感染症の中でも発症する頻度が高いものに性器コンジローマがあります。
性器コンジローマは、発症するまでの期間が長いということや発症するまで自覚症状が無いということもあり、感染していても気が付かないという人も少なくはありません。

性器コンジローマの原因はヒトパピローマウイルスへの感染です。
人の身体に出来る多くのイボはこのヒトパピローマウイルスが原因で生じるとされています。
なお、ヒトパピローマウイルスは遺伝子の方によってハイリスク型とローリスク型に分けることが出来ます。

ヒトパピローマウイルスは150種類ほどありますが、その中の16型と18型はハイリスク型に分類され、子宮頸がんや陰茎がんを引き起こす可能性があるとされています。
性器コンジローマについては、ローリスク型に分類される6型と11型が原因です。

性器コンジローマの原因であるヒトパピローマウイルスは、感染者との性行為やスキンシップで感染します。
自覚症状が無いという場合も多く、感染していることが分からない状態で性行為を行う人もおり、その場合には感染が拡大してしまいます。
ヒトパピローマウイルスに感染している人と性行為を行った場合には、6割から7割以上の確率で感染すると言われています。

ヒトパピローマウイルスは皮ふや粘膜のわずかな傷からも侵入し感染することもあるため、性行為以外の接触でも感染する可能性は十分に考えられます。
感染を予防するための方法としては、避妊具を使用するということですが、それだけで完全に防ぐということは難しいのが現状です。

ただし、避妊具を性行為時に使用することで、ヒトパピローマウイルスに感染するリスクは大幅に減らすことが出来ますので、性行為を行うという時には、避妊具を使用するようにしましょう。
すでに症状が出ているという場合には、治療が完了するまで性行為は避けるべきです。
性器コンジローマに一度治療をしても再発する可能性がありますので、症状が見られた場合には早めに治療を開始するようにしましょう。

特徴的な性器コンジローマのイボ

子宮頸がんや陰茎がんの原因ともなる可能性のある性器コンジローマですが、症状として他にはない特徴的なイボがあらわれます。
イボの形は、先が尖った乳頭状のもので、鶏のトサカやカリフラワーのような状態です。
イボの大きさは1mmから3mmほどですが、徐々に増えていくという特徴もあります。

性感染症の中には、痛みや痒み、不快感を伴うものもありますが、性器コンジローマは、多くの場合でそのような症状は見られず、ある程度広範囲にイボが広がらなければ気が付かないという場合も多いようです。

性器コンジローマは、外科的処置や薬による治療が行われますが、再発を繰り返すことの多い感染症です。
適切な治療を行ったとしても、3割以上の確率で再発するとされており、イボが消失してから3ヶ月以上再発が見られなかった場合を治癒、1年以上再発しなかった場合には完治したと判断することが出来ます。

性器コンジローマを完治させるためには、イボが確認することが出来なくなった後も適切な治療をある程度継続するということが大切です。
イボが無くなったからと言って、勝手に治療を中断してしまうと、再発のリスクが高まります。
そのため、必ず医師の指示に従い、治療を受けるようにしましょう。

もし、治療を受けなかった場合、イボが大きくなったり、イボが広範囲に広がる恐れがあります。
また、性行為を行った人に対して感染をさせてしまうというリスクも高くなります。
潜伏期間が長いため、気が付きにくい性感染症ではありますが、症状に気が付いた場合には、出来るだけ早めに専門医に相談をするようにしましょう。
特定のパートナーがいる場合には、同時に治療を受けることが好ましいでしょう。