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女性が淋病を発症しても無症状のケースが多い

2019年09月20日

女性が淋病を発症しても気づかずにいることが多いのは、子宮頸管感染が多くなっているためです。
淋菌は高温や低温に弱く菌が発育する過程で炭酸ガスがある程度必要になる性質があるため、空気感染より直接触れあう性行為により感染することが多いので、子宮頸管内で広がりやすくなります。
淋菌が子宮頸管感染を起こしても分泌物を生じる程度で、よほど悪化しなければ無症状であることが多くなります。
生理やおりものなどがある女性は、粘液性や膿性の分泌物があったりバルトリン腺にまで感染したりしたとしても、よほど注視しなければ素人が感染を判断することはできません。

悪化してバルトリン腺の局所の腫大や炎症症状による疼痛が起きる、骨盤内炎症性疾患などに至れば発熱や腹部仙痛を起こし症状を自覚する場合があります。
普段から生理痛がひどい人は、勘違いするような痛みであるため状況が悪化していることに気づけない恐れがあるため注意が必要です。
骨盤内炎症性疾患になっても体質により無症状のことがあるので、感染の発覚が遅れて性行為を行った相手にうつしてしまう可能性があります。

子宮頸管以外にも、口腔性交により咽頭感染することがありますが、喉も症状が出にくい部分です。
淋病による直腸炎や結膜炎になった場合は、比較的症状が出やすいでしょう。

これまで炎症を起こしても、痛みやかゆみをあまり感じたことがなかった人はより気を付けて早めに行動を起こしたほうがよいです。
淋病に感染している人と性行為しても、女性の場合潜伏期間がはっきりせず無症状のことが多いため、自覚がなくても検査を受けに行く必要があります。
膣から分泌物を採取して調べるだけでできる検査があるため、痛みの心配もいりません。
パートナーも感染している恐れがあるなら、どちらか一方だけが治っても再びうつる可能性がありますから、一緒に検査を受けて治療にも取り組むことがベストです。

処方してもらった薬を飲み終わったら治ったということではなく、きちんともう一度検査を受けて淋菌が見られなくなったことを確認して治療を終えましょう。

男性が淋病を発症すると無症状で済まない

男性が女性と違って淋病を発症すると無症状ではなく、すぐに実感として現れるのは性行為によって感染しやすい場所が尿道であるためです。
性器はデリケートであるうえ、尿道は特に炎症に弱く痛みを感じられることが理由です。
尿道に感染し数日の潜伏期間の後に炎症を起こすと、尿道口から尿とは違った膿性の分泌物が多量に出るようになるため、痛みがなくても自覚しやすくなります。
発赤が伴ったりほかの感染症と合併したりすることも多いため、男性は特に注意しなければなりません。

普通の尿道炎であれば自然治癒する可能性がありますが病原菌がかかわっているものは、薬により菌を死滅させなければなかなか治すことが困難です。
一般的な尿道炎と勘違いして治療を行わないと悪化して、精巣上体炎をおこす可能性があります。
片側だけなることがほとんどですが、さらに治療を放置して両方感染するようなことがあれば、治療しても無精子症などほかの問題が起きることがあるため早めに対応することが大事です。
陰嚢が大きく腫れて痛みがあり、歩くこともままならなくなるほどになるため、症状はわかりやすいです。

性器に病原菌が残ったままだと、性行為を行ったパートナーに感染させてしまう可能性が高まります。
子宮だけでなく、直腸で行えば淋菌性直腸炎を発症し肛門のかゆみや痛み、出血などとともに膿が出ることがあります。
口内と尿道の両方に感染している人も多く、口腔性交で喉に感染したもの無症状の時があり、感染した状態のままにしてしまうと口腔性交で性器にうつり尿道炎になることがあるためです。

治療を行うときは、抗生物質を内服するよりも注射で投与するほうが除菌も容易にできるため、クリニックに行くと症状が悪い人ほど注射による投与療法を選択することが多くなっています。